大晦日

御寄講というのを毎年やっている。

小学生のころ夏休みにラジオ体操の後、近所のお寺でお経をしに行っていたのだが、その住職の方を実家に読んでお経をする。

今年90歳らしい。

戦時中にあぜ道を歩いてたら焼夷弾が落ちてきて死にかけた話とかを、終戦の日だったか広島長崎の日あたりだったかに聞いたのを憶えている。

その人が言うには、浄土真宗の開祖の親鸞聖人は煩悩を捨てるといったものを、そんなもの不可能だ、と考えていたらしく、いまでも本願寺は除夜の鐘を突かないので「ゆく年くる年」では映らないらしい。

そんだけ。